春はモンゴル人にとって最も忙しい季節です。モンゴルの遊牧民は、生まれたばかりの動物たちを冬のモンゴルの厳しさから守るため、一日中、家畜の世話に追われるのです。春に遊牧民の家に滞在することは、モンゴルの文化や日常生活を体験できると同時に、観光客も少ないためモンゴルの景色や人気なスポットを広々と楽しめる最高の季節なので、旅行者におすすめです。
春のお祭り「ナウリズ」
ナウリズはカザフスタンの民族的な新年のお祝いです。ナウリズとは「新しい命」のことで、3月いっぱいはお祭りが続きます。カザフ人はたくさんの食事を用意し、ナウリズのお祝いが盛大であればあるほど、その年は幸福になると言われています。毎年10万人以上のカザフ人が祝うので、モンゴルでは最も盛大なお祭りの一つです。
千頭のラクダ祭り
1997年から、南ゴビにて2頭の角を持つバクテリヤ・ラクダに対する認識を広め、保護し、個体数を増やすために、モンゴル・ラクダ祭りが行われています。このお祭りは、遊牧民の体験交流、収益の増加、自然保護への地元住民の参加、ラクダを飼うゴビ砂漠遊牧民文化の国際的な紹介に役立っています。毎年3月の第一週末に開催されるお祭りは、今ではモンゴル最大のお祭りの一つとなっています。
伝統音楽、衣装コンテスト、ダンス、ラクダレースなど、モンゴル・ゴビ砂漠の美しさとともに楽しむことができます。
ウランバートルの鷲祭り
ナウリズ鷹祭りは、3月にウランバートル市で開催されるイーグルフェスティバルの一つです。 ウランバートル市内からわずか25kmのところで開催されるので、ウランバートルを訪れる際には、鷲狩りの文化に触れる良い機会です。
鷲祭りは、鷹匠と鷲との絆や狩りの技術、鷹が遠くから鷹匠を探すレースを楽しむことができます。
モンゴル西部に行かなくても、鷲狩りの伝統について知ることができる絶好の機会です。