モンゴルでラクダに乗れば、エキゾチックな体験ができること間違いなしです。モンゴルの遊牧民は、氷点下40度にもなる寒い冬や、40度前後にもなるゴビ砂漠の猛暑など、厳しい環境に適応するラクダとともに何千年にもわたって生きてきました。
モンゴルのラクダはこぶが2つあるため、乗りやすく快適です。このフタコブラクダは「バクトリア・ラクダ」とも呼ばれ、モンゴル、中国、その他中央アジアの数カ国に野生で生息しています。
モンゴル統計情報センターによると、2020年には全国で47万2千頭のラクダが登録されているそうです。しかしこの数字は、ゴビ砂漠と中国の内モンゴルにしか生息しておらず、絶滅が危惧されている野生のバクトリア・ラクダを除いたものです。正確な頭数は不明ですが、これらの地域には約1400頭のバクトリア・ラクダが生息しています。
ラクダに乗るってどんな感じ?
モンゴルには「ラクダに乗ると太陽が近い」という有名な言葉があります。これはラクダがモンゴルで千年来、最も背の高い動物であることを表しています。ラクダの毛皮、乳製品、肉は最高級品として知られています。極寒・極暑に強いため、主にゴビ砂漠の遊牧民がラクダを飼っています。ラクダ乗りは、準備さえしておけば、楽しい体験になります。ラクダに乗ってシルクロードを横断しているところをぜひ想像してみてください。
ラクダに乗るときのコツ
- ラクダの後ろや前を歩かないこと。蹴ったり唾を吐いたりすることがあります。
- ラクダが立ち上がるときと座るときは、必ずこぶをしっかりつかみましょう。
- ラクダが立ち上がるときは前のこぶを押し、座るときは、しっかりつかみます。
- 長ズボンと靴下を着用しましょう。
- 携帯電話、カメラ、その他身の回り品を落とさないようにお気をつけください。